ペットに関する考え方

●1人の人間として世の中に立つこと

自立した姿勢。その姿勢を身に付けて初めて、他人や犬の存在を見つめ、認めることができる。その姿勢なしでは、いつまでたっても人と犬とが甘え合い、傷つけ合う関係がなくならない。自分で立っていくことはとても厳しい。だから私たちは生徒たちに技術を伝達する。技術を身につけることで人は勇気を得る。経済的な自立手段を得る。自分で立っていくことはとても厳しい。だから私たちは志を同じくする者同士のつながりを大事にする。学んでいるときも、卒業してからも。卒業後に生徒たちを独立させることにもこだわる。経済的にも自立させることが、その姿勢をより強くしていく道であると考える。まずはここを卒業したトリマーたちが自立した一人の人間として犬に接し、その姿勢を多くの飼い主たちにも伝えていく。

●犬の生き方を守ること。

それでも、人は弱く、経済や社会の状況に左右される。豊かな時ばかりではない。人の弱さは、人よりも立場の弱い犬に映し出される。犬は、人の強さや品位や文化の鏡とも言えるのかもしれない。親の弱さが、子どもに出てしまうように。だから、犬の生き方を守ること。犬に関わる技術を身につけ、それによって生きるプロフェッショナルであるからには、人との都合に左右される、犬の生き方を守る。

●自分のこころを強く持ち、人と犬と 社会に働きかけること。

このスクールの卒業生のこころの強さが、人の弱さが犬に影響するというような不幸せな循環をハッピーな循環へとかえていく。強く生きようと努力する人間を、手伝って応援してくれる動物が、犬。犬の存在によって人は、より強くなれたり、勇気を持てたり、明るくなれたり、優しくなれる。そういう犬とのハッピーな関わりを人や社会に積極的に伝えていくこと。トリマーとして世の中に立っていく自分が、人と犬とのいい関係をつくり、世界をよりゆたかにするスタートであると信じること。